「小山美術」からお知らせです

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昨日あたりから、本来の12月らしい寒い風が吹き、あぁ今年も年末が来たなぁ~という感じがしますね。
本日は、ご当地・広島のたいへん珍しい、美しい茶碗をご紹介したいと思います。

12391828_1066260746752732_125783652646110748_n 12373188_1066260690086071_4581232931562608792_n【 割高台茶碗 】     藤井 圭斎(ふじい けいさい)・作    《江戸後期》

このお茶碗は、『宮島焼(現在、お砂焼)』の茶碗です。この『宮島焼』は、天保元年、呉服商「富士屋圭斎」が、広島市に近い江波村に開窯し、宮島のお土産品として販売したものでした。
その後、明治初年に同地の人「雲松翁」が再興しましたが、あまり振るいませんでした。
さらに明治35年に、「一松堂こと小林某」が再び開窯し、現在に至るという広島県の焼き物です。

この作者「藤井圭斎」という人は 広島の大手前兆町の呉服商で、屋号は富士屋の主人でありました。同家の「藤井右転斎」の曽孫で、名は「圭祐」、号は「語玉庵」と云い、文久2年に没しています。また文献に~製陶の技に長ず~とあります。

箱の蓋裏にある書付は、~山中氏所持写~とあり、あの有名な江戸期における“日本一の金持ち”と云われた「鴻池家」にあり、現在、『畠山美術館』が所蔵する茶碗です。

元々、朝鮮で焼かれたもので、用途は、初め“香炉”として生まれました。しかし、大きさと恰好がお茶碗として最良の物であったため、【割高台茶碗】となり、~利休百会~にも使用されたという大変な名物茶碗なのです。

表千家・十代家元・吸江斎の弟子となり、同門には、「三井高福」、「伊藤勝兵衛」、「土橋宗三」、「藤井圭斎」 とあります。どなたの紹介なのか、鴻池家に行き、“家宝”の【割高台茶碗】を目の前に拝見し、絵に描き止め、採寸し記憶して後日再現したものでしょう。

現在、お砂焼きでこのように古くて、綺麗な状態の茶碗は、他に見ることはなく、今日では大変に貴重な~安芸の焼き物~ではないでしょうか。

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