「小山美術」より【備前 耳付花入】《人間国宝》山本 陶秀(やまもと とうしゅう)のご紹介

「小山美術」より【備前 耳付花入】《人間国宝》山本 陶秀(やまもと とうしゅう)のご紹介

桜の開花宣言もあり、朝晩はまだ少し冷え込みますが、日中は、まさに春がきた!という感じですね。

本日は、きりっと焼き締め、黒光りのする備前焼をご紹介したいと思います。

【備前 耳付花入】   《人間国宝》山本 陶秀(やまもと とうしゅう)  高さ24㎝、径13㎝

 「山本陶秀」は、岡山県生まれの備前焼の陶芸家で、名前を「政雄」と云い、「楠部彌弌」に師事しました。
”轆轤(ろくろ)の名手”と云われ、繊細かつ優美な作風で知られています。

昭和62年、国の重要無形文化財、《備前焼》の保持者、《人間国宝》に認定されました。また、平成3年には、『備前市名誉市民』となられました。その気品あふれる端正で芸術的な作風は、広く茶人に喜ばれ、特に、”轆轤”の技術は、他の追随を許さないとの評価を不動のものにしているとのことです。

備前焼・初代《人間国宝》である「金重陶陽」の影響を受けながら、陶秀先生は~桃山の備前~を求め、その卓越した”轆轤”の技術から、独自の『茶陶』を生み出しました。
『茶陶の陶秀』が最高峰の技術であると認められたのは、80歳になってから~ということで、遅咲きの人物だったのでしょう。
平成6年、87歳で亡くなられています。

この作品【備前 耳付花入】は、陶秀先生が、まだ若い頃の作品ではないかと思います。
たいへん意欲的に作品に挑んでいるのでしょう、轆轤を丸く上げていき、耳を付け、少し乾いた時に、腰部を押して、楕円形にしたものを、ヘラで、タテヨコに力強く引いたものです。
焼き上がりは、口部には一輪挿しか何かを逆さに挿していたのでしょう、ザンギリになり、右の耳の方向からゴマが掛かっていています。腰部は、黒味帯びた焼き上がりになっています。

この花入れには、何が合うのでしょうね。白い椿?花入れの格とは合いませんが、寒椿はどうでしょう。きっと映ると思います。それだけ花入れの出来が良いのですね。

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