「小山美術」より【 桃と葡萄 】  森谷 南人子(もりたに なんじんし)・ 画のご紹介

「小山美術」より【 桃と葡萄 】  森谷 南人子(もりたに なんじんし)・ 画のご紹介

【 桃と葡萄 】    森谷 南人子(もりたに なんじんし)・ 画

森谷 南人子は、「京都在住の、絵画専門学校の若い時期、将来に期待され、出品作品の紹介の冊子などには、「土田麦僊」よりも先、冒頭近くに約2倍の大きさで紹介されていた」と、誇らしげに話をされていたことがありました。

日本画家では当たり前のようですが、スケッチなど、南人子は、たいへんに精緻で丁寧で、~画家の観察力と云うものは、形は勿論のこと、質感までも如実に表現されているのだ~と感心させられたものでした。

この作品【 桃と葡萄 】も、瑞々しい、まだ採れたてのマスカットと桃の組み合わせですが、題材とすればどこにでもある身近なものです。
マスカットの球体が実に瑞々しく輝いているのを丁寧に、そして、まだ桃の熟れきっていない、少し固い様子がたいへん上手く描かれた作品です。
画面では少し分かり難いかもしれませんが、誠に南人子らしい作品ではないでしょうか。