「小山美術」から【 薩摩 金襴手家紋 香炉 】のご紹介

「小山美術」から【 薩摩 金襴手家紋 香炉 】のご紹介

【 薩摩 金襴手家紋 香炉 】    ~明治初期~

本日は、たいへん美しい蒔絵のような香炉をご紹介します。

明治時代、日本からヨーロッパに渡り、その後、ニューヨークのコレクターに買い取られたものが、ニューヨークで最も信頼できる、日本美術専門のフライング・クラウンギャラリーに出品されたものです。

この作品【 薩摩 金襴手家紋 香炉 】は、四方に天皇家、徳川家と共に、島津家の家紋を絵付けをしています。
当時の”時代背景”を大変よく表しており、藩の力を問わず、藩を誇示する為に、特別の意をもって制作されたものです。

生地、顔料ともに厳選されたものを使用し、他の作品とは、趣の異なるものに仕上げられています。まるで~蒔絵~を思わせるような見事な”金彩”は、頂点に達した絵師の技を十分に表しており、量産された明治時代の作品には見られない、「薩摩焼」としての存在感があります。

商品としてでなく、作品として世に送り出されたこの香炉には、
当時の職人の思いが込められた~”金襴手”の傑作~と云っても過言ではないでしょう。