「小山美術」から【鉄磁毛彫沈金(てつじけぼりちんきん)鳳紋 香炉】 初代・三浦竹泉(みうらちくせん)のご紹介

「小山美術」から【鉄磁毛彫沈金(てつじけぼりちんきん)鳳紋 香炉】 初代・三浦竹泉(みうらちくせん)のご紹介

【鉄磁毛彫沈金(てつじけぼりちんきん)鳳紋 香炉】   初代・三浦竹泉(みうらちくせん)

「初代・三浦竹泉」は、嘉永六年~大正四年まで活躍した京都の陶家です。

 「三代・高橋道八」の門に入り、明治16年に独立して、《製磁窯》を築きました。我が国の磁器に、西洋色彩を応用して、~釉薬透明紋~を作ることに成功し、また、青花磁器に、玉、石、珊瑚を挿入したり、淡黄地に”彫刻”を応用するなど、数々の工夫を生み出しました。
63歳で亡くなりましたが、以降代々、家業を継ぎ、現在に至っています。

この作品【鉄磁毛彫沈金鳳紋 香炉】は、磁器の生地に”鉄釉”を施し、乾ききらないうちに刃物にて、”紋様”を生地まで彫り込んで、そのくぼみに”金粉”をすり込んで、焼成されたものです。

初代は、大変に絵のうまい人で、胴部は~鳳凰と雲~を彫り付けていますが、見事な仕事ぶりだと思います。足は、三方に付けられていて、底面の中央に《竹泉監製》と銘が入り、並々ならぬ、意欲的な作意を持って造られた事が分かります。
上部には、純銀製の穂屋が誂えられています。姿形から、初代竹泉の文人的な数奇ぶりが、いかんなく発揮された逸品です。

皆さまも、煎茶器、茶道具等で、一度は「三浦竹泉」の名前は聞かれたことがあるのではないでしょうか。