「ふくやま美術館」から「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」展のお知らせ

「ふくやま美術館」から「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」展のお知らせ
本展は、鹿児島県出身の洋画家・東郷青児(1897-1978)の生誕120年を記念する回顧展です。

前衛画家としてその初期にイタリア未来派とも深く関わり、大正・昭和の美術をリードして大衆に親しまれた東郷は、青山学院在学中からすでに画才を発揮しました。音楽家の山田耕筰、画家の有島生馬らの知遇を受けて、1916(大正5)年、第3回二科展に《パラソルさせる女》を初出品、二科賞を受賞し華々しくデビューを飾り、1921(大正10)年フランスへ渡り、ピカソなどとも交流しました。そして、約7年間の滞欧後、帰国した東郷は、《超現実派の散歩》などシュルレアリスム風の作品を制作しましたが、その後、甘美で幻想的な女性像を描いた、いわゆる「青児美人」を確立して大衆の人気を博しました。

本展では、1920年代から1950年代までの作品を中心に、彼が30~50歳代に何を志向し、どのような活動をしたのか、制作において何を成そうとしたのかなど、人気を博した女性像にいたる表現プロセスを探るものです。藤田嗣治(1886-1968)と競作した百貨店の壁画《山の幸》、二科展出品以降初お披露目となる《扇》をはじめとする作品約60点の他、装丁本やデザイン資料など、およそ時代ごとに4章に分けて展示いたします。

当館では、2002年に開催した「東郷青児展 大正・昭和のモダニスト」からおよそ15年振り2度目の回顧展となります。1930年代以降、広く知られた「美人画」の形成過程をじっくりとご堪能いただけたらと思います。

詳細は、展覧会ホームページへ http://togoseiji120th.jp