「エフピコRiM(リム)」が来年8月に閉店

「エフピコRiM(リム)」が来年8月に閉店

福山市が所有する旧福山そごうの大型複合商業施設「エフピコRiM(リム)」が来年8月に閉店する見通しであることが21日、複数の関係者への取材で分かった。市の委託を受け、2013年4月から施設を管理運営する大和情報サービス(東京)が同日、市側に意向を伝えた。施設の老朽化が深刻で、テナント誘致を含めて事業の継続は困難と判断したとみられる。

 市と同社は10年間の賃貸借契約を結んでいるが、7年後から契約を解除できる内容。両者はこの日、来年中の契約解除で大筋合意した。リムはJR福山駅前の集客施設で民間テナントと公共機能が入居する。市は駅前再生を推進しており、今後の施設の在り方を巡る早急な対応が迫られる。

 リムは地上9階、地下2階建て。1992年4月開業の旧福山そごうが前身で、00年12月に閉店後、市が取得した。天満屋(岡山市北区)が03年4月に「福山ロッツ」として営業を始めたが、13年4月に閉店。同年4月から大和情報サービスが運営管理を担う。

 リムに入居する民間テナントはピークの13年度(61店)の約8割の47店。10の公共施設と同居する。施設建設から30年近くが経過し、内部の設備などの老朽化が深刻化。郊外型店舗にも押される中、同社は良好な営業環境の提供やテナント誘致が難しく、運営の継続を断念したとみられる。

 市は建物の取得を含め、これまで約110億円を投入。本年度は運営維持・管理の委託費で約2億8500万円を計上し、設備の修繕費も予算化している。市も今後、運営の継続には大規模な改修が避けられず、閉店は不可避と判断した。

 市は駅前再生に絡み、18年度からリムの再生手法の検討を加速させていた。全体改修▽解体・売却▽一部フロアを閉鎖した上で改修▽減築による改修―の4案を比較検討し、本年度中に方向性を示す方針でいる。

沿革

1992年4月「福山そごう」オープン

2000年12月「福山そごう」閉店 福山市が取得

2003年4月「福山ロッツ」オープン

2013年4月「福山ロッツ」閉店

2013年9月「リム福山」オープン

2020年8月「リム福山」閉店予定