中小企業庁がGo To 商店街事業の概要を発表しました。中小企業庁が配布する資料を元に、Go To 商店街事業について解説します。
*当商店会でもGo To 商店街キャンペーン事業を検討しております。
Go To 商店街キャンペーンとは?
Go To 商店街キャンペーンとは、商店街等への誘客や、商店街等での購買に繋がるイベントなどの取り組みを支援することにより、商店街等のにぎわい回復を図ることを目的としたキャンペーンです。
立地や集客に優れた商店街等において人の流れと街のにぎわいを創り出し、地域経済の活性化および国全体の経済需要喚起を図ります。
国内全域で1,000件以上のキャンペーン実施を見込んでいます。
対象となる「商店等街」とは?飲食店街などは対象?
Go To 商店街キャンペーンの対象となる「商店街等」とは、中小小売業やサービス行のグループ等(商店街・飲食店街・温泉組合・テナント会等)を基本としています。
また参加する商店街等については、十分な新型コロナウイルス感染症拡大防止対策が実施されていることが求められます。
小売業・サービス業等を営む者の店舗等が主体となって街区を形成しており、構成する店舗の多くが中小企業者であり、定款等により代表者の定めがあり財産の管理などを適正に行うことができる者 〜中小企業庁資料より〜
Go To 商店街キャンペーンはどんなことが支援対象になる?
Go To 商店街キャンペーンに参加する商店街等は、「イベント資金、ノウハウ、人材派遣等による支援、イベント等の広報」等の支援を受けることができます。
もう少し具体的に説明すると、中小企業庁はGo To 商店街キャンペーン事務局に運営を委託。
事務局は商店街等を募集し、商店街イベント等(イベントやキャンペーン、プロモーション、観光商品開発など)を実施する商店街へ300万円を上限に支援金を支給します。また広域連携で企画等を実施する場合は、500万円を上乗せします。
またGo To 商店街キャンペーンを実施する商店街等に対し、ノウハウや人材派遣等による支援を行い、イベント等の広報も行います。
尚、Go To 商店街キャンペーンはイベント等のソフト面を支援するものであり、設備投資などハード面を支援するものではありません。
どんな商店街イベントが実施される?
中小企業庁が配布する資料を参考にすると、想定されているキャンペーンには次のようなものがあります。
①新型コロナ感染対策を講じた上での毎年恒例の商店街イベントの実施
②テイクアウト対応店舗のポータルサイト作成・運営
③オンラインイベントの実施と広報
④地域産品配布等によるピーク時間分散化のためのセールイベントの実施
⑤商店街定番メニューのデリバリーキャンペーン
Go To 商店街キャンペーンはいつから始まる?
【9/22追記】西村経済再生担当大臣は、「Go To イベントキャンペーン」の実施可否について、9月中に分科会を開き判断する考えを示しました。現時点では10月中旬以降の開始を目指しています。
現時点では、2020年10月中旬のスタートを目指しています。事業実施期間については、2021年3月頃までを予定しています。
開始時期や実施時期について中小企業庁は、新型コロナウイルス感染症の状況を勘案しつつ、関係省庁等に相談の上決定し、段階的に実施するとしています。
また事業実施中であっても、新型コロナウイルス感染症の再流行により、事業の見直しを図る場合があります。
まとめ
イベントやプロモーション内容は商店街により異なりますが「街バル」など、商店街が賑わうイベントが実施されるということで今から楽しみですね。
お出かけの際は、新型コロナウイルス感染拡大防止に十分ご配慮ください。
また新しい情報がはいり次第、更新します。