福山駅周辺ヒストリー
2024年9月1日ニューキャスパオープン
JR福山駅は新幹線「のぞみ」も停車する、街の玄関口。福山城天守閣が目前にあることでも知られている。そのJR福山駅ならびに福山城本丸の南西にあたり、福山駅前ロータリーの西側に位置するエリアが三之丸町(さんのまるちょう)だ。その名のとおり、エリアの大部分がかつて福山城の三之丸だったことが地名の由来だ。
まさに福山駅前の顔であり、中心市街地の一角を担う三之丸町。2024年、福山駅前のすぐ西側に巨大な建造物が現れた。2024年9月1日の正式オープンを目指して準備が進んでいる「NEWCASPA(ニュー キャスパ)」である。が商業施設は1F~2Fをニューキャスパが使用し4F~25Fは福山駅前の活性化の起爆剤として、地元で期待されている注目の複合施設だ。
ニューキャスパとは
建物全体や敷地全体の名称ではないんです。南・中・北棟の3棟にはそれぞれ固有のビル名称があり、各棟1〜2階の商業施設部分を総称してNEWCASPAと呼びます」とのこと。
北棟 アルファーゲートタワー福山駅前
中棟 キョーエイ三之丸ビル
南棟 トモテツ大手門ビル
もともと福山駅前の西側は、地元の路線バス「鞆鉄道バス(トモテツ)」のバスセンターや商業施設、小規模な商店などが建ち並んでいた。1976年(昭和51年)、トモテツと広島市に本拠を構えるスーパーマーケットチェーンのイズミ(当時は「いづみ」)がこの場所に、共同で商業ビル「福山駅前三之丸共同ビル」をオープン。同ビル内のおもに北側フロアはイズミ、南側フロアはトモテツグループのトモテツセブンが運営する専門店街という構成であった。
1987年(昭和62年)には大幅リニューアルを実施し、施設の名称を新たに「CASPA(キャスパ)」とする。
CASPAにはおもに若者を中心に人気のあるテナントが入り、備後圏を代表するファッションビルとして多くの買い物客を集める。まだ周辺に店舗が少なかった無印良品のほか、スターバックス・コーヒーの中国・四国地方の第一号店が出店し、最盛期には約120店のテナントが入居した。
沿革
駅西大型4店舗(そごう、ダイエー、93年にニチイからビブレ、キャスパ)プラス駅東の天満屋を合わせた駅前大型5店舗の年間売り上げが850億~900億を記録。東は倉敷、西は尾道三原、南は愛媛弓削、北は庄原東条まで含む一大商圏を形成
1999年8月
ビブレ閉店
2000年12月
福山そごう閉店
2003年5月
そごう跡に天満屋福山店運営による福山ロッツがオープン。
2005年10月
ダイエー閉店
2008年5月
繊維ビル取り壊し
2011年4月
アイネスOPEN
キャスパからフレスタ、ロッツから廣文館、Bブロックのパリゴなどがアイネスへ移転
リッチモンドホテルオープン
2011年7月
福山駅前地下送迎場が完成し現在の福山駅前となる。
2012年1月
キャスパ閉店
2013年
5月ロッツ閉店
9月大和情報サービスが運営する「リムふくやま」としで再スタート
2015年
サンステ増床
2018年4月
と~ぶホテル廃業 NHK取壊し トモテツビル(旧ダイエーピコ)取壊し
2019年9月
キャスパ取壊し
2020年8月末
リムふくやま閉店
2021年3月
ダイワロイネットホテルオープン ホテル1.2.3オープン
2024年9月
ニューキャスパオープン